「近くで工事をしていて、屋根が壊れているのが見えました」「無料で点検します」――そんなふうに突然訪問されたら、不安になるかもしれません。
国民生活センターには、点検をきっかけに「このままだと危険」などと不安をあおられ、不要な工事や高額な契約につながったという相談が寄せられています。
今回は、屋根などの無料点検を持ちかけられたときに確認したい7つのことを整理します。
1.「無料で点検します」と言われても、すぐ家に入れない
点検商法では、「無料で見ます」と親切そうに声をかけ、点検後に工事を勧める手口があります。
本当に必要な点検か分からない段階では、その場で屋根に上がらせたり、家の中へ入れたりする必要はありません。
無料だから頼むのではなく、自分が必要だと判断した点検だけ依頼するようにします。
2.「このままだと危険」と急かされても、その場で決めない
消費者庁は、点検商法について「工事をしないと危険」などと不安をあおり、契約を迫る手口を紹介しています。
屋根や設備の状態は、慌ててその場で判断せず、必要なら別の事業者にも確認してもらいます。
3.見せられた写真や動画だけで信用しない
「ここが割れています」「この写真があなたの家です」と画像を見せられることがあります。
消費者庁の教材でも、別の壊れた屋根の画像などを見せて不安をあおる手口が紹介されています。
写真や動画を見せられても、それだけで工事の必要性を判断しないようにします。
4.「今日だけ」「今なら安い」と言われても契約を急がない
「今契約すれば特別価格」「今日中なら値引きします」と言われると、断りにくくなります。
住宅工事は金額が大きくなりやすいため、その場で決めず、見積書や契約条件を落ち着いて確認します。
5.会社名・所在地・連絡先を自分で確認する
名刺やチラシを受け取っても、それだけで事業者を信用しないようにします。
会社名、所在地、固定電話、公式サイトなどを自分で調べ、説明内容と一致しているか確認します。
「近所で工事をしている」と言われた場合も、本当にその工事があるのかを自分で確かめます。
6.契約してしまっても、クーリング・オフできる場合がある
訪問販売に当たる契約では、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリング・オフできるのが原則です。
工事が始まっていたり、8日を過ぎていたりしても、状況によって対応できる場合があります。
「もう契約したから仕方ない」と諦めず、早めに消費生活センターへ相談します。
7.一人で判断せず、188へ相談する
「本当に工事が必要なのか」「契約を解除できるのか」と迷ったら、家族や信頼できる人に相談します。
消費者トラブルについては、消費者ホットライン188から地域の消費生活センター等につながります。
その場で結論を出さず、第三者の意見を入れることが大切です。
突然の点検は「親切そうか」ではなく「自分で必要性を確認できるか」で見る
点検商法は、最初から強い言葉で契約を迫るとは限りません。
「近くで工事をしている」「無料で見てあげる」という親切そうな言葉から始まることがあります。
すぐ点検させない、急かされても決めない、写真だけで信用しない、会社を自分で調べる、契約してしまっても相談する。
この流れを覚えておくと、不安をあおられたときにも落ち着いて判断しやすくなります。
参考
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※本記事は一般的な注意点を整理したものです。契約の解除やクーリング・オフの可否は個別事情によって異なる場合があります。判断に迷うときは、消費者ホットライン188などの公的窓口へご相談ください。


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