2026年10月19日、私は「My SoftBank」にアクセスしようとしました。しかし、サイトを利用することができませんでした。
普段使う会員サイトに入れないと、「自分のスマートフォンの問題だろうか」「何かあったのだろうか」と気になるものです。
その後、ソフトバンクが公式に発表した内容を確認したところ、会員サイトの一時停止は、第三者による不正アクセスの試みを検知したことを受けた安全措置でした。
私は消費生活アドバイザー・消費生活専門相談員の資格を取得し、以前は消費者センターで相談員として働いていました。今回は利用者として実際にアクセスできなかった体験をもとに、公式情報から分かること、分からないこと、利用者が確認したい点を整理します。
2026年10月19日、会員サイトにアクセスできなかった
会員サイトは、通信料金や契約内容などを確認するときに利用する、身近なサービスです。使いたいときにアクセスできないと、手続きを進められず困ることがあります。
私も10月19日にアクセスしようとして、利用できませんでした。今回の体験で強く感じたのは、身近なサービスが突然使えなくなったとき、原因を推測するより、まず運営会社の公式な案内を探すことの大切さです。
ソフトバンクの公式発表では、何が起きていたのか
ソフトバンク株式会社は、2026年10月19日付で、会員サイト「My SoftBank」の一部関連システムに対して第三者による不正アクセスの試みがあったと発表しました。
同社によると、10月17日に監視システムが異常な動きを自動検知。その後、関連システムの一部停止や、外部からの疑わしい通信経路の遮断などの措置を取ったとしています。
利用者情報の安全を確保するため、同社は10月17日午前8時から「My SoftBank」「My Y!mobile」「My Menu」のWebサイトを一時停止しています。
公式発表:ソフトバンク「お客さま向け会員サイト『My SoftBank』の一時的な停止について」(2026年10月19日)
重要なのは、「不正アクセスの試みを検知した」という発表を、そのまま「個人情報が流出した」と読み替えてはいけないということです。この発表だけで、情報漏えいが起きたとも、絶対に起きていないとも断定できません。新たな調査結果が公表された場合は、それに基づいて判断する必要があります。
Web版は停止、アプリ版は引き続き利用可能
今回の案内で特に確認したいのが、「Webサイト」と「アプリ」の違いです。
- Web版:「My SoftBank」「My Y!mobile」「My Menu」のサイトは一時停止の対象です。
- アプリ版:ソフトバンクは各サービスのアプリ版は引き続き利用できると案内しています。
- 再開時期:ソフトバンクは準備が整い次第知らせるとしており、2026年10月20日昼時点の公式メンテナンス案内では終了日時が未定と記載されています。
ただし、アプリが利用できる場合でも、個別の機能は別のメンテナンス等で使えないことがあります。急ぎの手続きがある場合には、その時点の公式案内を確認してください。
確認先:My SoftBank Web版のメンテナンス情報 / My SoftBankアプリのメンテナンス情報
突然ログインできなくなったとき、利用者が確認したい4つのこと
1.まず公式サイトの告知を確認する
自分だけがログインできないのか、サービス全体で一時停止しているのかによって、取るべき対応は変わります。通信会社の公式ニュース、サポート情報、メンテナンス案内を確認しましょう。
2.公式アプリなど、利用可能な代替手段を確認する
今回のようにWeb版が停止していても、アプリ版が使える場合があります。必ず公式のアプリストアや運営会社が示す正規の案内から確認することが大切です。
3.「復旧しました」「本人確認が必要です」という不審な連絡に注意する
サービス停止に便乗し、偽のログインページへ誘導しようとするメールやSMSが届く可能性も考えておきたいところです。そうした不審な連絡が実際に今回発生したと確認したわけではありませんが、普段からメッセージ内のリンクを安易に開かず、公式アプリや自分で確認した公式サイトから情報を確かめましょう。
4.パスワードや認証情報の扱いを見直す
複数サービスで同じパスワードを使い回さないことや、認証コードを第三者に伝えないことも重要です。パスワードを変更する場合は、メールやSMSに含まれるリンクからではなく、公式アプリや自分で開いた正規のサイト・設定画面から操作してください。ソフトバンクの正式な案内を確認し、不審な通知に促されて認証情報を入力しないことが大切です。
元消費者センター相談員として考えたこと
今回のような出来事で、消費者にとって大切な情報は「なぜ使えないのか」だけではありません。
「今できることは何か」「代わりの手段はあるのか」「再開の情報はどこで確認できるのか」まで分かって、初めて安心して対応しやすくなるのではないでしょうか。
セキュリティー確保のためにサービスを止めることには意味があります。一方、料金や契約など生活に関わる手続きができなくなれば、利用者に不便が生じるのも事実です。その両方を考えながら、企業の公式発表を冷静に受け止めたいと思います。
私自身、実際に会員サイトが使えない場面に遭遇したことで、身近なデジタルサービスにも、突然利用できなくなる可能性があると感じました。
おわりに――「使えない」ときこそ、正しい情報を
サイトにつながらないときに、何度もログインを試したり、検索結果に表示された見知らぬ案内へ進んだりする前に、一度公式情報を確認してみてください。
今回の件も、公式の発表と利用可能なサービスを把握することが、落ち着いた対応につながります。
「もし明日、いつも使っているサービスが突然止まったら」。そんなときにも役立つ情報を、これからも実際の体験を通じて届けていきたいと思います。
続報・更新履歴
【2026年10月20日】ソフトバンクの10月19日付公式発表とメンテナンス案内を確認して本記事を掲載しました。Web版の再開や新たな調査結果が公式に公表された場合には、内容を確認のうえ、日付を明記して追記します。
執筆:田中 実
消費生活アドバイザー/元消費者センター相談員
※この記事は2026年10月20日昼時点のソフトバンク公式公表情報を基に作成しています。サービスの利用可否や再開時期、調査結果は今後変更される可能性があります。最新の状況は公式案内をご確認ください。
※「田中実の消費生活相談室」は消費生活に関する情報発信の連載であり、公的な相談窓口ではありません。個別相談やあっせんは受け付けていません。消費者トラブルでお困りの場合は、消費者ホットライン188をご利用ください(接続先に応じて通話料がかかる場合があります)。

