SNSで「動画を見るだけ」「いいねするだけ」「簡単な作業で報酬がもらえる」といった副業広告を見かけることがあります。
最初は少額の報酬が支払われ、安心したところで高額な参加費や追加送金を求められる――こうしたタスク副業をめぐるトラブルについて、消費者庁や国民生活センターが注意を呼びかけています。
今回は、「簡単なタスクで稼げる」と勧められたときに確認したい7つのことを整理します。
1.最初に少額の報酬が出ても安心しすぎない
国民生活センターは、実際に最初の作業では少額の報酬が振り込まれ、その後に高額な入金を求められた相談事例を紹介しています。
最初にお金が受け取れたからといって、仕組み全体が安全とは限りません。
少額の報酬は、信用させるために使われる場合もあると考えておきましょう。
2.「高収入タスクに参加するには入金が必要」と言われたら止まる
消費者庁は、高収入のタスク副業に参加するためとして費用を支払わせ、さらに追加送金を求める手口について注意喚起しています。
本来は報酬を受け取るはずの副業なのに、続けるために何度もお金を支払うよう求められたら慎重になりましょう。
3.「作業を失敗したから補填して」と言われても送金しない
「タスクを失敗した」「グループに損失を出した」「連帯責任がある」などと理由をつけて、追加のお金を要求されることがあります。
国民生活センターは、作業の失敗を理由に高額な入金を求められた相談事例を公表しています。
相手に責められても、その場で送金しないようにします。
4.個人名義の口座への振込を求められたら警戒する
消費者庁は、タスク副業をめぐる注意喚起の中で、指定された個人名義の銀行口座へ高額な送金をしていた事例を紹介しています。
副業の参加費などとして、個人名義の口座へ繰り返し振り込むよう求められた場合は、特に注意が必要です。
5.見慣れないアプリやサイトへ誘導されても急いで登録しない
消費者庁は、Telegramなどのアプリや、見慣れないウェブサイトへ誘導する事例も確認しています。
SNSの広告から別のメッセージアプリへ移り、さらに専用サイトで作業するよう言われた場合は、運営者やサービスの実態を自分で確認します。
6.「あと少し払えば全部戻る」と言われても追加送金しない
すでにお金を支払っていると、「ここでやめたら損をする」と感じやすくなります。
しかし消費者庁は、追加費用を払えばこれまでの参加費が返金され、高額報酬も受け取れると告げられたものの、実際には返金も報酬もなかった事例を確認しています。
取り戻すための追加送金を求められたら、そこで止めることが大切です。
7.借り入れを勧められる前に188へ相談する
国民生活センターは、簡単なタスク副業をめぐり、報酬を得られず借金だけが残るケースにも注意を呼びかけています。
「入金すれば取り返せる」「借りてでも続けた方が得」と言われても、その場で判断しないようにします。
少しでも不安があれば、消費者ホットライン188へ相談しましょう。被害が疑われる場合は、警察相談専用電話#9110も利用できます。
「簡単に稼げる」より「なぜ自分がお金を払うのか」を見る
タスク副業の怖いところは、最初から大金を要求されるとは限らないことです。
少額の報酬で信用させたあと、「もっと稼ぐため」「失敗を取り戻すため」などと理由を変えながら送金を求められることがあります。
最初の報酬だけで信用しない。参加費を払わない。失敗の補填をしない。個人口座へ振り込まない。追加送金で取り戻そうとしない。
「稼ぐための副業なのに、なぜ自分がお金を払い続けるのか」と立ち止まることが、被害を避ける助けになります。
参考
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※本記事は一般的な注意点を整理したものです。不審な副業勧誘や金銭トラブルについては、消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110などの公的窓口へご相談ください。


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